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b-boyノベルスで出たものの文庫化。
小説b-boyに載ったときも読んだし、ノベルスも持ってるけど、また買ってしまった…。

というのも、雪代鞠絵さんって今なにか書かれたりしているのか知りたくて!

一時期、ルチルで文庫化が進みましたけど、新作って書いてないですよね???
こちらも、書きおろしのSSはありますが、2009年刊行だし…。
すごく好きな作家さんなので、なにかご存知の方いたらどうか教えてくださーい!

***

弁護士×薄幸少年(16歳?)。

受がかわいそうな生い立ちなんですよーー!
交通事故で両親を亡くしたうえに悪徳弁護士につかまり、被害者側であるにもかかわらず多額のお金を奪われて、中学卒業後、親戚の家から逃げるように独立したもうすぐ16歳の少年。
アルバイトで生計を立てながらなんとか暮らしているうちに、13歳年上の弁護士と知り合って…というお話です。

少女めいたかわいさがある、かわいそうだけどつらい境遇に負けない素直で健気な受、というのは雪代さんお得意の感じ。

こんなひどいのありえないよー!と思ってしまいそうな生い立ちですが、受のふわふわした語り口もあり、おとぎ話のような現実離れした感じを楽しめました。
実際、作中にも昔話の「ぎんぎつね」を匂わすやりとりがあり、雪代さんもそのあたりを意識して書かれたのかな?という印象。

イラストはテクノサマタさんで、繊細で暖かみのある挿絵の雰囲気もとっても合っていると思います。
ちなみに、雑誌とノベルスまでは六芦かえでさんでしたが、とてもすっきりとしつつもかわいい絵柄で、そちらもすごく好きです。

受けの境遇や過去のせいもあって、なかなかすんなり幸せラブラブHAPPYというわけには
いかないけど、そうしたかわいそうな状況や途中で起きるひどい出来事が、読み手の受けを応援する気持ちを育ててくれる感じ。
あと、2人が付き合うまでを描いた表題作は、文庫で130p程度なので、「かわいそうだよー!ひどいよー!」という気持ちもまあ我慢できるうちに終わるかな、と。

途中、受けが攻めのことを誤解して気持ちがすれ違うところがありますが、受けが素直で一生懸命なので、うじうじしやがって!的な気持ちにはならず、切なくてかわいそうという思いになる。

エロはあるけど、ページ数は少ないし、それほど濃くもありません。
受けがとても幼い(実際まだ子どもだし)ので、エロー!っていう雰囲気も合わないからちょうどいいのかな、と思います。

文庫には、表題作のほかに、後日談が2つとSSが1つ入ってます。
後日談のうち1つとSSは書きおろし。

後日談は、一つが受け視点、もう一つが攻め視点のお話。
どちらも付き合ったあと、ちょっとしたことで相手の気持ちを疑ってしまう様子が書かれています。
受けがどんどん成長していく様子がわかり、聡明さや素直さがよく伝わります。
不幸な境遇でかなり社会から弾かれそうになっていたけど、それでも変な風に曲がらなかったのは、生来的な性格の良さのせいだよなあーと思う次第。

表題作と後日談で中編×2+短篇×1という感じだから、一つ一つすごくストーリーが凝っているというわけでないけど、とても不幸だった受けが攻めと出会って幸せな形で成長していく様が長いスパンで見られるので、読みごたえはあると思います。
最初はつらいけど、未来はずっと幸せでいられそうと思えるので、そのアップダウンが満足感を大きくしてくれる感じ。
読んだなー!という充実した気持ちを味わえるのでは??

あと、いつもの雪代さんの作品同様、食べ物が重要な役割をはたしていて、コンビニでおいしい甘いもの買って食べたいなあーという気持ちになります。

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  • 22:35
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