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Amazonで予約してたのですが、金曜日に思い立って寄った書店でゲットできました〜。ドンドンパフパフ〜!!!!*\(^o^)/**\(^o^)/**\(^o^)/*

21日発売なのに都内だと18日の夜には手に入るのか〜!と大興奮。ジュンク堂池袋本店様様様〜!

この週末に読めると思ってなかったらとってもうれしい。そして、また芽吹さんと兵頭のお話を読めたっていうことが本当に本当にうれしかった。



続きは感想です。

なるべくストーリーの核心には触れないように心がけますが、ネタばれはしてしまうと思うのでお気をつけください。

 







■本編について

慰安旅行に向かった南の離島で交渉人としての仕事を引き受けてしまった芽吹のお話。旅行にはチーム芽吹のメンバーも同行しているし、当然のように兵頭や伯田さんもやってきます。



特別復活ではあるものの、いつもの交渉人シリーズとテイストは同じ。芽吹さんが事件に巻き込まれて解決しつつ、兵頭やまわりのみんなとの絆を深め、誰かの傷ついた心を癒していきます。

ただ、前作までで芽吹と兵頭の過去については一区切りついているということや、100冊記念での特別復活ということもあって、事件そのものはかなりライトかなー。リゾートホテルの利権争いです。

作中の言葉を借りれば、今回経験するトラブルなんて「文字通りの子供騙し」みたいなもんです。だって、暴力団に監禁されたり、怪しげな薬を飲まされたり、殺されそうになったりしないもーん♪

なので、息が詰まるような緊張感や重さ、切迫感を想像して読むと、少し雰囲気が違うと感じるかもしれないです。

ただ、事件自体が適当なもの、というわけではなく、従来作品のような「何が起きるのー!?どうなってるのー!?」感もあれば、人の心の弱さについて考えさせられるところもあるので、その点は満足できると思いました。



そして超重要な恋愛面について。

前作の「交渉人は愛される」のラストでの芽吹と兵頭の甘い雰囲気から、今回はラブラブ甘々なところがたくさん見れるのかなー!?と思っていたのです。特別復活だし、エロ大好きなわたしとしては、読む前からどんなにエロいシーンがあるのか期待しちゃいますよおー。

でも、実際読んでみたら、2人は相変わらず喧嘩してるし、エロシーンも思っていたより多くはないし…って感じでした。

でも、読みすすめていくうち、わたしは自分の不明を恥じた。

1作目の「交渉人は黙らない」の頃の喧嘩は、「俺のものになれ」「ならない」の喧嘩だったと思っています。

でも、今の兵頭が芽吹に対して怒るのは、そういうことではなく、芽吹が自分自身をまだ大切にしていないように見えるからだと思う。芽吹が兵頭のことを大切に思っているのはわかっている。でも、芽吹は芽吹自身を大切に思っているようには見えなくて、いまだに誰かを救うために自分の身体や心をないがしろにしそうなところが嫌なのでは?という気がします。でも、そんな兵頭こそ、芽吹のために自分をないがしろにしてしまうところはあるけど…。

お互いにかけがえない存在だと思っている相手が、簡単にこの世から消えることを選んでしまうかもしれない不安。どんなにがんばってもその心の闇を完全には晴らせない無力感。そういうものが兵頭を苛立たせるのだと思う。

好きな相手が手に入らないことへの怒り、という意味では1作目のころから兵頭の苛立ちの本質は変わっていないのかもしれないけど、今はお互いの過去やそこから得た生き方を理解した上で、共に生きていきたいと決めたからこその怒りになっていると感じました。

もちろん芽吹にもそれは伝わっていると思います。彼は相変わらず「死」に片足を囚われているけれど、兵頭やネゴオフィスのみんなと生きていたい、という気持ちを自覚できるくらいにはなっている。まだ兵頭が心から安心するほどじゃないものの、ひとまずよかったよかったってやつですわ。

まあ、喧嘩の原因は単純に、兵頭の嫉妬心が強い、っていうのもあると思いますけど。独占欲強めな攻が好きなわたしにとってはそれは非常に「いいぞーーー!もっとやれーーー!!」的なところです。



あと、わたしが最高にうれしかった話してもいいですかね。

あのねー、芽吹が兵頭のことを「どうしようもなく好きな男」って表現するくだりがあるんです。芽吹も好きだけど兵頭応援隊のわたくしとしては、そこんとこ音読しつつ「兵頭さんよかったねええええ!!!!!」って隣で肩バンバン叩いてあげたい気持ちでした。超進歩。大進歩。よかった!!



ちなみに、エロいシーンはわたしが思っていたより多くなかったというだけで、そんじょそこらの付き合いたてBLカップルとかと比べたら濃厚なので大丈夫です。

なんてたって、水中で水着を脱ぎ全裸になって性器を擦り合わせたりプールサイドで69したりするから大丈夫です。

あと、軽いですが智紀とキヨのエロいシーンもあり。ただし、「スウィーパーはときどき笑う」の逆パターンみたいな状況ではらはらしたから、わたしはエロに集中できなかったですが。



同梱の100冊記念冊子で、榎田先生は、物語の中にある「普遍的ななにかの正体を探しつづけて」お話を書いている、と述べられていました。

芽吹章という人も、本人がどう感じているかはさておき、とても優秀で努力家で心が強いと思う。わたしなんて浅はかなので、もし芽吹さんの高校の同級生とかだったら、何も知らず「検事と弁護士やったあと、今は独立して事務所持ってるなんてやっぱ優秀な人は違うよー!うらやましいぞ」って思ってしまうだろうなあ。実際、交渉人として生活していけるのは、彼に普通より優れた才覚があるからでしょう。

でも、そんな芽吹さんにもどうしようもない弱さや苦しみがあって、悩みながらなんとか無茶してもがきながら生きていくうちに、家族ではないけど同じぐらい大切な人たちできたり、誰かを心底必要としたりされたり、自分でも守れるものがあるって気づいたりしていく様子が、読む側に一瞬でも「わたしと同じだ わたしにもできるかもしれない」って思わせてくれるんだと感じるのです。



一応シリーズしては完結している作品だし、復活はうれしい反面どうなるのかどきどきもあったのですが、やっぱり芽吹と兵頭にまた会えたことが本当にうれしかった。





■100冊記念の冊子について

前半は、これまでの作品についての榎田先生のコメントと挿絵を担当されたイラストレーター・漫画家さんからの寄稿がまとまっているパート。

後半は、人気投票上位3位までの4カップルによる特別短篇です。



前半のパートは寄稿が本当に豪華!スゲーです。

数ページの漫画を寄せている方も数名いますし、見開きの絵を描かれている方もいました。かなりの読み応えがあって、未読の作品が多くても充分楽しめました。むしろ、この冊子をみて、あれもこれも読んでみたい!!ってなった。

寄稿しているイラストレーター・漫画家さんのファンにもぜひ見ていただきたい冊子です。

個人的には、雪舟薫さんが5年ぶりに描かれたという絵が見れたのが感動で感動で……

雪舟先生、本当に美しい絵を描かれる方で大好きです。イラストのお仕事をされなくなって数年、どうなさっているのか情報もよくわからなかったし、この冊子をみても何が起きているのかはよくわからないものの少しでも様子が判明しただけでもよかったと思いました。



後半の短篇は、ある男女カップルを中心に進んでいきます。榎田作品の人気キャラの現在がわかるのが魅力であるのは当然なのだけど、男女カップルのお話もとても素敵なので満足感かなり高かった!

芽吹もそうだけど、榎田先生が書く人間は弱さがあるよい意味で「普通」の人達で、その人たちがふと見せる強さが人生を好転させていくところがとても魅力的なのだと思います。

そして、魚住くんと久留米、すごく泣けました。



■最後に、挿絵のこと

触れようかどうしようか迷ったけど、BL小説は挿絵あってのものだと思うので、少しだけ。



奈良千春先生の絵、やっぱり1作目のころとあまりにも変わりすぎていて、あのイラストも含めて作品を好きになった身としては本当に悲しくてしかたないです。

しかも今回は表紙絵よりさらに本文中の挿絵の方が、え……って感じで、「本当に奈良さんが描いたの??」と思えるようなものもあった気がする。挿絵が出てくるたび、それを見ないようにして1作目のころの2人の顔を思い浮かべて「いや、この人たちは違うから。芽吹と兵頭はあれだから」と、脳内で勝手に挿絵をつけようとするのもつらかった。イラストレーターが変わったんだと思えばいいのかもしれないけど、それにしても芽吹と兵頭が別人になってしまったように感じるのは嫌だったのです。作品の雰囲気と合っているとも思えないし。

ただ、レビューなどで「絵がひどいすぎ。ふざけるな」みたいなのを読むと、それはそれで悲しい気持ちもしてしまうのです。手を抜いているわけではないと思うし、精一杯描いたであろうものを批判はしたくないとも思うから。きれいごとかな。きれいごとだなあー。

でも、1作目の挿絵を見るたび、「最初がこの絵でよかった。この絵のイメージで芽吹と兵頭を想像できるから一度でもこの絵で見れてよかった」って思います。わたしはこの作品に限らず、奈良さんのしっとりした肌の質感が伝わってくるような美しい絵が好きなので、またあの絵が見たいという欲望もある。どうなるんだろうね。



では、長々とありがとうございました!

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