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11月頃からはからずもBL小説を読む時間的余裕がなくなり、ついにはストレスでじんましんが出るほどになってしまいました。
そんなわたしが真っ先に求めたのが、エロシーン描写とエロシーンを引き立たせる設定に定評があるバーバラ片桐先生の作品だったことは、我ながら納得の結果でした。

■あらすじ
大手広告代理店で働く佐藤(受)は、秘密の趣味に浸っていたところを高校時代の同級生・長崎(攻)に見つかってしまいます。
高校時代の長崎は有名な秀才だったものの、ひどく太って本ばかり読んでいる変人。対する佐藤は当時から今まで、人目を引く美男で通っています。しかし、再会した長崎は、学者としてアマゾンでの研究に没頭したおかげで、すっかり痩せて精悍な身体つきに(ただし、ださい眼鏡ともじゃもじゃの髪で顔立ちはよくわからず…)。
有り金を研究費として使いこんだせいで家賃まで滞納し、住むところを失っていた長崎に秘密の趣味のことで脅されて、佐藤は仕方なく彼と同居する羽目になります。
潔癖気味なところがある佐藤はずぼらな長崎に日々苛立ちを感じていましたが、徐々に彼との生活に安らぎを覚えるように。さらに、どうやら昔から佐藤のことが好きだったらしい長崎に身体を暴かれ、今までに感じたことがないほどの悦びにぐずぐずに蕩かされていきました。
ノンケだった佐藤は自分の気持ちをなかなか認められませんでしたが、ようやく受け入れかけた矢先、尋ねて行った彼の勤務先の大学で女性と親しげにしている長崎を見てしまいます。タイミング悪く、仕事でお荷物の先輩に振り回され続ける怒りが重なり、佐藤は激情に任せて長崎を家から追い出しました。
長崎が出て行った喪失感と縁故採用のお荷物先輩のお世話に疲れ果てたことで、ついに退職を決意した佐藤。
最後の仕事と決めた現場で、なぜか部外者のはずの長崎と再会し……。

 

■独断と偏見による感想(ネタばれあり)

帯は「今日はどんなの履いてるの?」
こちらで薄々お察しのことと思いますが、佐藤の秘密の趣味は女性の下着を身に着けることです。

表紙の帯を外すと、透け感のあるレースの下着を履いた佐藤が、M字開脚ばりにがばりと脚を開いて腰を突き出す様子が見れます。
Pixivの男性向け18禁イラストか?っていう煽情的な絵なので、うっかり人前で帯をお外しになりませんように……。わたしは一人の部屋で見ても若干動揺しました。
あまりその辺詳しくないのですが、Amazonで表紙画像が出ないのもなにか関係があるのでしょうか?

それにしても、高価な下着をコツコツ集め、手入れの面倒なそれらを大切にかわいがっている佐藤の様子は本当に尊敬に値するレベル。つらい気持ちになるので読む間わが身を振り返るのはやめた。
でも、彼の口から説明される女性物下着の素晴らしさを読んでいると、ちょっといい品を買いに行きたくなるから、BL小説がもたらす経済効果ってやつは想像を超えます。

肝心の感想。
佐藤はエリートらしく強気なところはありつつも、努力家で優しく、必死で働く姿が応援したくなるキャラでした。
彼は潔癖気味なところがあるのですが、それは幼いころに母親から受けた心の傷によるものということ。しかし、ずぼらな長崎は、佐藤の過去を知った上で、彼がいくら言っても部屋は散らかすし、放っておくと風呂にも入らず、入ったかと思うとびしょびしょに濡れたまま歩きまわって床を汚す。
わたしも整理整頓は苦手なのですが、それでも、脅して同居してる立場で、しかも、佐藤は人間関係のストレス抱えながら激務こなしてるんだから、家でぐらいゆっくりできるようちゃんとしろよ!!!!という怒りで、あまり長崎を好きになれず……。以前、占いかなにかで「常識に欠ける行動を取る人間を許せないタイプ」と言われたことが頭をよぎる。
ただ、部屋を清潔に保つことにこだわりを持ってしまうのは、佐藤が精神的に余裕を失っている証拠であり、長崎との生活に安らぎを得ていくことで許容する心が芽生えて彼自身楽になっていく、という流れが読み取れるので、話が進んでいくうちにわたしも長崎を受け入れていったのでした。
最近いらいらしておこってばっかりのわたしは佐藤に親近感を覚え、己を見つめ直すよい機会になりましたとさ……。
人はある程度適当なところをもったほうが楽に生きられる、ということ……。

最後には佐藤の悩みの種だったお荷物先輩の件もきちんと解決するので、これからは仕事にもますます打ちこめるし、ストレスが軽減して幸せにのびのび生きていけるね、という希望があって、すっかり佐藤を好きになったわたしは安心して本を閉じました。

お楽しみの濡れ場は、バーバラ片桐先生の作品だけあってとっても濃厚です。逆に濃いし長くて、バーバラ先生お腹いっぱいです!!!と叫びそうになりました。
@公衆トイレで挿入なしが1回。@佐藤宅で挿入ありが3回(うち1回は襲受気味)。
攻は(おそらく)童貞で、受は非童貞。受がはじめて指を挿れられてとまどいつつ快感を得て様子が楽しめます。あと、当然のことながら受は女性物の下着着用です。

個人的にかなり斬新だと思ったのは、こちらの表現。

すでにペニスには触られていないというのに、とろとろと溢れ出す蜜で先端が痒い。

か、痒いんだ!?!?と思わず呟いてしまいましたとさ。
薬を使われてむずがゆい、という記述はよく見かけるものの、そういうのはなくても痒いってことあるのでしょうか!

最後に挿絵について。
小路龍流先生の美麗な絵は、佐藤のようなマスコミ業界で働くエリート美男を描くのにぴったりマッチしていると思います。

一方、長崎は本文ではモジャモジャ頭に隠れているけれど美男らしい、ということが描かれているものの、顔がはっきり見えるイラストが少ないのが残念。
イラストを見つつ、こんなイケメン2人がこんなエロいことを……と読むのが楽しみなので、もっとしっかり見られるとうれしいかったように思います。まあ、モジャモジャで隠れてるから仕方ないのですかね。

あと、長崎が佐藤の下着を頭にかぶるという衝撃的な場面がイラストになっており、「小路先生の美しい絵でこんな変態仮面をみることになるとは……!」という驚きと楽しさがあったのは非常によかったです。

■まとめ
バーバラ片桐先生をはじめ、昨今のBL小説業界で活躍する方々のすばらしいところは、エロシーンとストーリーを見事に融合させているところだと再確認した作品です。
ストーリー自体が読み応えあること。そして、エロシーンがストーリーから浮かず、流れの中に存在していること。
エロければいいというものではないBLの深さ、おもしろさ、難しさを感じた1冊でした。

■おまけ
女性物の下着を愛好する受だと、腰乃先生の『未知との遭遇』もオススメ。
漫画なので、かわいい下着を楽しむ受の身体がたくさんたのしめます。

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  • 22:48
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